【介護からの脱却⑦】介護をやめる決断をした日

義母との同居介護

このまま人生を諦めたくはない。
私は、これまでの自分と決別することにしました。
自分の人生を取り戻したい――
そんな思いから、私は夫に言いました。
「もうこれ以上、介護はしたくない」と。

以前あれほど、
母との同居を望んでいた夫でしたから、
聞き流されるかも知れないと、覚悟はしていました。
けれど、一瞬戸惑ったあと、
「わかった」と、うなずいてくれました。
その時まで、
「無責任な事を言って、このまま投げ出すつもりなのか」
そんな思いが心に重くのしかかっていました。
だからこそ、
夫が受け止めてくれたことに、
大きく救われたのです。

次の日、私は、
これまでどんなに大変だったかを伝えようと、
長い説明文を、義兄弟たちにメールで送りました。

すると、夫が慌てた様子で、
「何をしたんだ」と、私に詰め寄ってきました。
ほどなくして、義姉から
「なんだ、これは」と、
恐ろしい声の電話がかかってきたのです。

一晩眠らずに考えた内容だったので、
少しとげとげしかったのかもしれないと見返すと、

「もうお義母さんの介護はしません」
この最後の一行だけが送信され、
他の部分は、送られないまま消えていました。
私は、すべてを説明するつもりだったのに
不手際で、いちばん伝えてはいけない一文だけが、
彼らのもとへ届いてしまったのです。

この日を境に、私と義兄弟たちのの関係は、
静かではあるけれど、確かに変わり始めました。

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介護からの脱却まとめ 介護を終えて5年後に思うこと

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