【イマ活③】今を楽しむこと

50,60代からの人生再設計

届けられた恩恵

60歳を過ぎた自分を想像したことがありますか?
私がまだ若かった頃は、そうなる前に、
全力で人生を楽しむことしか考えていませんでした。
その年齢になった自分には、もう何一つ喜ばしいことが
残っていないように思えたからです。
祖父母たちが還暦を迎えた時は、
無事に生きてこられたと、長寿を祝うほどだったのに、
100歳時代と言われるまでに、
世の中は、変わっていきました。
進化論では、世代交代を経て
変化していくと教わりましたが、
自分が生きて、その進化を見てしまうぐらいの早さです。
私はこれまで何も変わらず、
平凡な日常を過ごしてきただけなのに。
快適で便利になった生活と、
これから先の人生を、
考えていけるだけの自由と時間があることを、
どう受け止めたらいいのでしょうか。

祖母からのお土産

旬の果物が、季節の移り変わりを知らせてくれます。
皆さんはどんな果物がお好きですか?
私は、イチゴが大好きだったのですが、
ある時、そうでもなくなったことがありました。
その理由を、気にもしていなかったのですが、
ある出来事を通して、思い出しました。

二人の息子が2~3歳だった時、
末の子がイチゴをたくさん食べようと、
必死になって口に押し込んでいました。
あきれながらも、かわいくて、おかしくて、
幸せな気持ちになりました。
私も夢中でイチゴを食べたことがあったな――
その時ふと、祖母のことが思い出されたのです。

幼い頃、電車で4~5時間離れたところから、
祖母が訪ねてくることがありました。
その時は、いつも何かお土産を持ってきてくれました。
私は祖母がその時買ってきてくれたイチゴを、
たくさん食べ過ぎて飽きてしまったのでした。
祖母は、食べることが困難だった時代を
過ごしてきました。
だから、十分に食べられることが
何より幸せだと考えていたのだと思います。
なのでそのお土産は、祖母が示してくれた
最大の愛情の表現だったのです。
祖母が少し離れたところから、横目でチラッと私を見て、
微笑んでいたのを、うっすらと記憶しています。

差し出された幸せ

50代を過ぎて、自分の時間を持てるようになり、
今だからできることを探し求めることができるのは、
また、キラキラした若い頃が戻ってきたかのようです。
どこまで進んでいけるのか分からないのは、
若い頃と同じです。
皆さんは、どんな夢を叶えていきたいですか?
私は、バレエでした。
始める前は、
体力的に続かないかもしれないと思いましたが、
無理をしなければ、少しずつですが上達できるし、
好きなことなので、とても楽しいのです。

自分の好きなことを選択できて、
楽しめる時間を持てる。
どうしてこんな幸せが、
目の前にあるのかわかりません。
ただ、私たちが今を楽しむことを、
喜んでくれる何かがきっとあるのだと感じています。

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