この連載は、
認知症の義母との同居から始まった介護生活の記録です。
迷い、葛藤し、壊れかけながらも、
「自分の人生を取り戻す」までを書きました。
これから読まれる方は、第1話から順にお読みください。
身近な人が、少しずつ衰えていく姿を見つめ、
その日常を支え続けることには、
言葉にしきれない辛さがあります。
自分自身も、年齢とともに力が衰えていく中で、
「それでも引き受けなければならない」
そんな状況で下した決断だったと思います。
多くの人が、
「私がやらなければならない」
そう思いながら、介護を始めるのではないでしょうか。
簡単なことではないと覚悟して引き受けた介護でしたが、
一度その役割を担うと、
日増しに増えていく負担と、
簡単には手放せない現実がありました。
達成も前進も感じられない日々。
良い方向に変わっているのかも分からない時間。
忍耐と、あきらめに近い気持ちが続きました。
日に日に進んでいく認知症の義母の介護を通して、
私は、たくさんの感情と向き合うことになりました。
そして、同じように感じている人が、
きっと他にもいるはずだと思い、
このブログを立ち上げました。
もし、今ひとりで介護をされているのなら、
その重さは想像以上だと思います。
そして今、同じように悩んでいるなら、
この体験が、何かの参考になれば幸いです。
私自身、答えを見つけたわけではありません。
それでも、出口を探す途中で見えたものがあります。
ここでは、
「何が正しいか」
「どうあるべきか」
を語りたいわけではありません。
同じように介護をされている方が、
誰にも言えずに抱えてきたその気持ちに、
押しつぶされないよう願っています。
そして、自分の思いを少しずつ言葉にしていく
手助けができたら、うれしく思います。
今支えている方を大切に思うように、
ご自身の気持ちもどうか大切になさってください。
そして、最後にひと言だけ。
介護生活の最中は、ただ辛いだけでしたが、
様々な思い出を通して、今は尊い日々であったと感じています。



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